天下茶屋の散髪と日本理容の思い出
天下茶屋駅近くでの散髪といえば、何処を思い浮かべるだろうか。
最近では駅構内での千円カットなるものが若者を中心に人気のようである。
やはり散髪…である。
いや、または理髪店でもいいか。
屋根の落ちた散髪屋で、床屋の店主と何気ない日常での世間話をする。近所の新聞配達屋の親父がどうの、寿司屋の大将がどうの。南海電車に乗って難波の駅でうどん食ったがどうの。
いやはやなんとも。懐かしい思い出である。
最近では天下茶屋の周辺に美容室が多く?
若い世代の男性をメンズと云う。そのメンズも最近では美容室に行くという。儂らの若い頃なんて散髪屋で坊主頭か短髪にしてもらい、床屋での世間話や肩もみ、髭剃りに顔剃り。熱い蒸しタオルで顔を蒸してもらうのが愉しみだったものだ。
1000円カットを最近知った。
そういえば最近1000円カットというものを知った。散髪屋なんてものは常連客ばかりであるし、定期的にこの月のこの日やこの曜日に通うことで他の常連客と会ったり世間話や将棋に囲碁などしたりするもんだから、1000円カットというのは衝撃的であった。
西成区にも1000円カットが増えているのか。そこのところはよく知らんが、新世界のどこだったかな、1000円カットに近い料金でやってくれる店があったように記憶している。いや、西成にも確かに1000円カットだったかな。スポーツ刈りとか大人1000円、小人500円とか。どこかで以前に見かけた記憶がある。
…天下茶屋での散髪屋といえば。