昭和40年代になると牛乳の生産量が上がった。また、戦後は捕鯨が推進されていたこともあり学校給食には鯨の肉が唐揚げなどで提供されていた。アメリカから小麦粉が寄贈されコッペパン、脱脂粉乳のミルク、おかずが給食で出た。その後脱脂粉乳から徐々に混合乳となり、牛乳へと学校給食の歴史は移り変わっていく。
昭和の学校給食で懐かしい給食風コーヒー牛乳も思い出深い。昭和40年には牛乳に入れてかき混ぜるだけでコーヒー牛乳になるなど。ミルメークも懐かしい。献立はコッペパン、牛乳、スティックフライ、マカロニサラダ、マーガリンといったものが主だった。
なお、ミルメークが学校給食で出る年代は昭和42年からだから筆者の様に55歳以上の年代だろう。ミルメークはミルクで作る(メークする)ことに由来。昭和40年代の給食では揚げパンやおでん、ソフトめんのカレーあんかけに甘酢あえ、黄桃の果物、チーズなど。学校生活の中で唯一の楽しみが給食の時間だった。パインの缶詰やソフト麺のカレーソースも懐かしい。給食当番では揚げパンもあった。